D-Day 2004 6 3
「D-Day」が近づくと、
アメリカでは、ルーズベルト大統領のことが話題になります。
そして、ルーズベルト大統領を称賛する声が多くなります。
しかし、ルーズベルト大統領は、正しかったか。
ルーズベルト大統領は、100点満点か。
断腸の思いながら、あえて、私の考えを書きます。
70点だと思います。
ルーズベルト大統領が実施したニューディール政策は、
あの当時は、やむを得ない経済政策と言えるでしょうが、
その後、ニューディール政策を真似する国が多くなりました。
その結果、多くの国では、巨額の財政赤字で悩むことになったのです。
理論という「種」は正しかったが、実った果実は誤りだった。
不況の時は、政府は、巨額の借金をしてでも、
財政出動すべきという経済政策は、理論的には正しいかもしれない。
しかし、景気回復したら、政府は、
巨額の財政支出をやめたでしょうか。
いや、多くの国では、やめられなかったはずです。
景気回復したのに、景気対策のための組織や事業を廃止できなかったのです。
なぜならば、景気対策の事業に、既得権益や利権が発生してしまったのです。
だから、景気回復しても、景気対策事業はやめられないのです。
こうして、政府は、不況の時は借金をしても、
好況になれば、借金を返せるということは、机上の空論になってしまったのです。
いずれにせよ、ニューディール政策は、
アメリカに、数多くの「共産主義の種子」をまいたのです。
ニューディール政策を、ひとつひとつ点検すれば、共産主義政策そのものだったのです。
それから、日本軍による真珠湾攻撃は、
一応、奇襲攻撃となってしますが、これは、間違いです。
真珠湾攻撃は、計画され、仕組まれた事件です。
ルーズベルト大統領が、事前に知っていたかどうかは、わかりませんが、
少なくとも、アメリカの情報機関は、真珠湾攻撃があることを事前に知っていました。
むしろ、真珠湾攻撃を望んでいたかもしれません。
アメリカの指導者は、ヨーロッパの戦争に参加したかったのですが、
アメリカ国民が、ヨーロッパの戦争に乗り気でなかったのです。
そこで、アメリカ国民を戦争に駆り立てる「理由」や「きっかけ」が欲しかったのです。
日本軍による真珠湾攻撃は、戦争に乗り気でないアメリカ国民を、
一夜にして、好戦的な雰囲気に変えたのです。
真珠湾攻撃は、アメリカ国民を乗り気にさせる「計画され、仕組まれた事件」だったのです。
捏造された出来事 fabricated events 2004 4 21
歴史を振り返れば、このようなことがありました。
1933年、政権を握ったヒトラーは、議会を解散しました。
そして、選挙期間中に、国会放火事件が起きると、
これを、共産党の陰謀(真相は不明です)として、
共産党を弾圧したのです。
選挙で圧勝したナチス党は、
1933年3月、「全権委任法」を成立させたのです。
この「全権委任法」とは、
ヒトラーに対し、議会の同意なしで、
自由に法律を制定する権限を認めるものです。
これを、「狂犬が、やったことだ」と言うのでしょうか。
しかし、狂犬にかまれた者も、その狂気が移るのです。
1964年のトンキン湾事件を機に、
議会から、ベトナム問題解決のために、
「特別権限」を与えられたジョンソン大統領は、
1965年2月から、北ベトナム爆撃(北爆)を開始しました。
しかし、1971年に、新聞に暴露された、
国防省秘密報告書「ペンタゴンペーパーズ」によれば、
トンキン湾事件は、数か月前から、
アメリカ軍と南ベトナム軍によって、
計画されたものだったのです。